Pythonとvenvで仮想環境の構築から環境の複製・配布の流れ

  • 2022年8月14日
  • 2022年8月14日
  • Python
  • 60View

はじめに

今回はPythonでの開発で仮想環境を用いた環境構築とその環境をプロジェクトごと複製や配布を行う流れを紹介します。

PCの本体環境を編集したく無い場合や個人で作成したPythonスクリプトの配布や共有する際に便利ですのでぜひご活用ください。

仮想環境の作成

はじめにvenvを用いた仮想環境の構築方法を紹介します。

下記コマンドを実行することで仮想環境を作成することができます。

python -m venv env

一番最後の「env」を任意の名前に変更することができます。なお、文字の先頭に「.(ドット)」を入力することで隠しフォルダにすることができますので、環境フォルダを隠しフォルダにしたい場合は活用してみてください。

仮想環境の中に入る

先ほど作成した仮想環境の中に入るためには次のコマンドを実行してください。

MacOSの場合

source ./env/bin/activate

Windowsの場合

./env/Scripts/activate

上記のコマンドを実行後ユーザーの名前やディレクトリが表示されている場所の先頭に「(env)」と表示されていれば仮想環境に入った状態です。

Pythonライブラリの環境構築

仮想環境に入った状態で通常のPythonライブラリのインストールと同様のコマンドを入力することで仮想環境にのみライブラリをインストールすることが可能です。下記例はnumpyをインストールしたものになります。

pip install numpy

仮想環境から出る

仮想環境から出る場合はコンソールに次のコマンドを入力することで抜けることができます。

deactivate

 仮想環境の共有

作成した仮想環境フォルダの容量を確認してみてください。何もインストールしていない場合でも数百MBのファイルサイズになっています。これを丸々共有するにはファイルサイズが大きすぎるため、環境構築を簡単に行えるようにするためのインストールしたライブラリ一覧ファイルを作成します。

共有元での処理

pip freeze > requirements.txt

上記のコマンドを実行することで実行した際のコンソールディレクトリに「requirements.txt」というファイルが生成されます。このファイルの中にこの環境でインストールしたライブラリの情報が入っています。

ここで作成された「requirements.txt」を共有先のプロジェクトにコピーしてあげてください。

共有先での処理

先ほど作成した「requirements.txt」を指定して-rオプションとともにpip installを行います。

pip install -r requirements.txt

上記のコマンドを実行することで共有元の環境を一度でインストールすることができます。

仮想環境を削除する

仮想環境を削除する際は作成した仮想環境フォルダをフォルダごと削除してください。

これを削除することで仮想環境がまるまる削除できます。

おわりに

今回はPythonにおける仮想環境の作成方法とその出入りの方法、共有の方法を紹介しました。

実運用をする際にはDockerなどを用いた方がいいかと思いますが、今回紹介した方法では簡易的なスクリプトやプロトタイプの開発では難しい設定などを意識することなく仮想環境を作成できますので、用途に合わせて試してみてはいかがでしょうか!

それではお疲れ様でした!!

最新情報をチェックしよう!