チェックボックスの回答の検証
Googleフォームの機能の一つで「回答の検証」と言うものがあります。
今回は、特にテキスト入力である「チェックボックス」について、Google Apps Scriptで指定する方法を紹介します。
はじめに、下記コードを作成してください。
let CheckBoxValidationBuild = FormApp.createCheckboxValidation();
このコードでは CheckBoxValidationBuild と言う変数に CheckBoxValidationBuilderクラスオブジェクト を格納しています。
エラーテキストの設定
CheckBoxValidationBuild = CheckBoxValidationBuild.setHelpText("エラーメッセージ");
こちらは、ルールを設定してそのルール以外の入力があった際に表示されるエラーテキストになります。
選択肢の最低選択数を指定する
CheckBoxValidationBuild = CheckBoxValidationBuild.requireSelectAtLeast(number);
チェックボックスの選択されていなければいけない最低の数が、 number であるルール。
選択肢の最多選択数を指定する
CheckBoxValidationBuild = CheckBoxValidationBuild.requireSelectAtMost(number);
チェックボックスの中で選択することができる最多の数が、 number であるルール。
選択肢の回答数を指定する
CheckBoxValidationBuild = CheckBoxValidationBuild.requireSelectExactly(number);
チェックボックスの選択数が、 number と同じでなければいけないルール。
ルールの反映
作成したルールを実行できる形にBUILDします。次のコードを実行して、ルールをセットしてください。
let TextValidation = TextValidationBuild.build();
<チェックボックスのオブジェクト>.setValidation(textValidation);
ラジオボタンとプルダウンのセクション移動指定
フォームを送信を指定
let SubmitChoice = <ラジオボタンまたはプルダウンのオブジェクト>.createChoice("選択肢", FormApp.PageNavigationType.SUBMIT);
上記のコードの “選択肢” を変えることで選択肢の値を変えることができます。
初めのセクションへ移動を指定
let RestartChoice = <ラジオボタンまたはプルダウンのオブジェクト>.createChoice("選択肢", FormApp.PageNavigationType.RESTART);
上記のコードの “選択肢” を変えることで選択肢の値を変えることができます。
次のセクションへ移動を指定
let ContinueChoice = <ラジオボタンまたはプルダウンのオブジェクト>.createChoice("選択肢", FormApp.PageNavigationType.CONTINUE);
上記のコードの “選択肢” を変えることで選択肢の値を変えることができます。
選択肢への反映
<ラジオボタンまたはプルダウンのオブジェクト>.setChoices([SubmitChoice, RestartChoice, ContinueChoice]);
作成した変数 SubmitChoice, RestartChoice, ContinueChoice の中に格納されている選択肢のオブジェクトを用いて選択肢を反映させます。
今回紹介したコード以外について
Googleが用意していくれている公式リファレンスを参考にしました。とてもわかりやすいものになっています。
Develop high-quality, cloud-based solutions with ease.…
全編が英語である点や、オブジェクト指向の理解が浅い状態では、うまく利用することが難しいです。
本ブログでは、今後もGoogle Apps Scriptのリファレンスの解説や、学び方・ツール作成について発信していきます。
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